チェチェン民族学序説―その倫理、規範、文化、宗教=ウェズデンゲル

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チェチェン民族学序説―その倫理、規範、文化、宗教=ウェズデンゲル

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  • サイズ B6判/ページ数 325p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784874984178
  • NDC分類 389.298
  • Cコード C0039

内容説明

ロシアとの対峙を続ける小数民族・チェチェン。その世界観、宗教観・先史時代から受け継がれる「慣習」がいま明らかに。厳しい慣習と神への尊敬が人を律する、チェチェンとその精神構造を理解するための本。

目次

プロローグ 社会の崩壊に苦しむチェチェン
第1章 チェチェン人とウェズデンゲル
第2章 人間の自由と聖人君子の生き方
第3章 チェチェン人のふるまい方―「血の復讐」とその問題
第4章 結婚、家族、子ども
第5章 自然と人びとの労働、祖国への愛
第6章 チェチェンの民主主義とイスラムの受容
第7章 歴史に揺さぶられるチェチェン人―革命と戦争
第8章 イスラム教とチェチェン
エピローグ チェチェン人を鼓舞するもの

著者等紹介

アフマードフ,ムサー[アフマードフ,ムサー][AXMAДOB,ABTOP‐Myca]
1956年、旧ソ連のキルギスに生まれる。チェチェン・イングーシ国立大学文学部で文献学、語学、文学の学位を取得。公立学校の教師を務めたのち、文学雑誌「オルガ」編集長、チェチェン国立大学教員などを歴任。現在はグローズヌイで刊行されている雑誌「ヴァイナフ」編集長。チェチェン語の著書に小説「たそがれの中の木々」(1989年)があり、ロシア語でも「アリ塚をこわすな」(1990年)「空き家の夜」(1991年)「明け方、星が消えるとき」(1993年)など多数。ほかにも中等学校用の教科書やチェチェン語の教授法などの執筆に携わり、2002年には戯曲「オオカミたち」をフランスで出版し、上演されるなど、幅広い文筆活動を手がけている

今西昌幸[イマニシマサユキ]
1934年、東京・神田駿河台に生まれる。1959年、東京外国語大学ロシア語科卒業。元社団法人ソ連東欧貿易会常務理事。通商産業省の委託による調査報告書「ソ連極東地域と日本との経済関係」、日本貿易振興会刊行の「中国経済」誌で「ソ連の経済特区構想」などを執筆してきた。現在貿易業を営む一方、チェチェン関連資料の翻訳に携わっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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メトロノーム主義者

1
ロシア連邦の一部であるコーカサス地方の小国、チェチェン。そのチェチェンの精神、民族性、宗教、歴史などがかなり詳細に書かれている。おそらく日本語の書籍の中ではトップクラスの情報量ではないか。チェチェン人は高潔さをなによりも大切にし、厳しい掟を守ることで精神的に団結し、幾度もの侵略を退けてきた。ただ、その精神も近年は薄れつつあるそうだ。自由とは欲望を抑え、義務を果たし、心を自由にして生きていくことだという言葉が心に残った。2021/12/17

DIVERmope

1
再読。チェチェンのメンタリティが見え、彼らが持っている独自性がひしひしと伝わってくる著作。チェチェンとロシアの関係に興味がある人、北コーカサス地域の民話に興味がある人、中東のそれとは異なる、北コーカサスの土着型イスラムなどに興味がある人は、読んでみると面白いかと思います。意外なところで、日本人的な観点に出会うと思いますよ。しかし、あの地域は民族やメンタリティの超重層地帯なので、この本の内容=チェチェンという単純な図式は成立せず、あくまでもこれは一人のチェチェン人の視点に過ぎないという点にも注意が必要です。2014/01/19

denken

1
チェチェン精神を知ることができる。なんともはや扱いにくそうな人たちだ。民族学序説という,とんでもなく難しそうな題名から受ける印象よりは,ずっと読みやすい。「チェチェンには,伝統的な道徳を昔語りで伝えているものがある。」この「ウェズデンゲル」を多数収録。2009/12/11

猫森

0
イスラム教義の理由づけが時々排他的に思えるが、それはイスラムが一神教であるから仕方ないのだろう。昔からの習慣には良いものも悪いものもあるが、伝統の根底にあるものを知ると自然に祖先・祖国への畏敬の念に繋がる。それは国や民族を問わず確かなこと。自国の歴史を貶めて教える日本人は考え直すべき。チェチェン人の精神的支柱となるウェズデンゲル、時代の流れによって微妙な変化が生じることは否めなくても、是非これからも伝えていってほしい。だから個人的にはイスラム改宗前に信仰していた何かを「異教」という言葉で貶めてほしくない。2014/05/03

de sang-froid

0
TVのニュースで時々見る機会があるくらいのチェチェン。ロシアについての情報を通してしか知る機会がないのですが、日本人の取材、NPOの方も行ってみえるのですね。貴重なチェチェン民族の文化に触れる一冊。いつか、この本がロシアやチェチェンで出版される日が来れば、と思います。2009/05/21

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